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フィールドワーカーズ社と協働でLAplust Eyeを用いたマダニ種判別AIを出展

株式会社LAplustは株式会社フィールドワーカーズとともに協働で進めるマダニ種判別AIの展示を保健医療システム・政策に関する世界最大規模の国際シンポジウム「HSR2024」にて行いました。

世界的な公衆衛生上の重大な脅威であるマダニ媒介性感染症への対策として、マダニの種類を正確に判別することが不可欠です。マダニは世界中に多種多様な種が存在し正確な種判別のためには、専門的な知識が必要です。LAplustが提供する画像解析AI構築ツール”LAplust Eye”を用いて長崎大学・熱帯医学研究所発スタートアップのフィールドワーカーズと共同で”マダニ判別AI”を作成し、マダニに関する専⾨的な知識がなくても瞬時にマダニの種類を特定します。これにより、世界各国の公衆衛生維持を促進するために現地の病院や大学、保健所でマダニ種判別結果に基づく適切な対処が可能となるサービス提供を⽬指しています。

(左:LAplust COO 原崎 右:フィールドワーカーズ CEO 星)

本展示では世界各国の保健行政、研究機関、国連機関、NGO等並びに長崎県知事である大石知事や長崎市長の鈴木市長がお見えになりLAplust Eyeを用いて作成したマダニ種判別AIやビジョンAIを搭載したロボットアーム操作をいただきました。

鈴木長崎市長へマダニ種判別AIの紹介を行いました。

(手前:鈴木長崎市長 奥:LAplust 取締役 中村)

大石長崎県知事にビジョンAIを搭載したロボットアーム操作体験をいただきました。

(大石長崎県知事)

LAplust Eyeにて作成されたマダニ種判別AIでマダニ解析

今回の協働プロジェクトを出展するに至った背景 – “産官学”から提供されるご縁と仕組みをフル活用 –
長崎市が開催するスタートアップピッチイベント「コッコデショ」でフィールドワーカーズ社とのご縁をいただき、共に審査員特別賞を受領しました。この度、長崎県が実施する「デジタル力向上支援事業」をきっかけに協働プロジェクトを開始し、長崎大学からのお声がけにより世界規模の国際シンポジウムHSRに出展する運びとなりました。

本協働プロジェクトの意義 – 事業協創による社会課題解決事例を増やしていきたい –
蚊やマダニのような感染症を運ぶ衛生害虫対策の「モノづくり」に特化した長崎大学熱帯医学研究所発のスタートアップであるフィールドワーカーズ社のマダニに関する知見・データと画像解析AIの開発を得意とするLAplustの県内スタートアップ2社の力を合わせて進めることでこれまで相互に不足していた知見・情報・技術を持ち寄り実現を目指す事業協創事例です。
多くの企業や学術機関が手を取り合いオープンイノベーションを加速することで社会課題を解決することができる一つの成功事例として認知を広げ、今後の県内・県外の企業・学術機関相互の協創を増やしていくきっかけ示していきたいと思います。

◇株式会社フィールドワーカーズ
https://fieldworkers.co.jp

◇HSR2024(正式名称:Global Symposium on Health Systems Research)
https://www.tmgh.nagasaki-u.ac.jp/hsr2024

◇物体検出エンジン【LAplust Eye】
https://laplust-eye.studio.site

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