中興化成工業とLAplust、協働で画像解析AIの技術実証

 画像解析AIの社会実装を行う株式会社LAplust(ラプラス)*1(本社:長崎県長崎市、代表取締役社長 田中 宏樹、以下、LAplust)は、中興化成工業株式会社 *2(F1松浦工場:取締役 大久保 篤、以下、中興化成工業)と協働で、フィルム状シート外観検査ならびにロール状粘着テープの外観検査の2件の技術実証を実施したことをお知らせします。

実証現場:中興化成工業 F1松浦工場( 長崎県松浦市今福町北免1642番地12)

実証内容について

1. フィルム状シート外観検査について

課題

  • 製品の検査工程における不良個所の特定に多くの検査工数を割いている。
  • すでに外観検査工程において自動化を進めているが技術的に不足するところがあり理想的な状態に至れていない。

現況
既設のフィルム状シート検査装置と人の目視による不良排除。

実証に用いたデータの例

解決策
LA-Eye(エルエーアイ)*3で構築した画像分類AIによる画像判別。

AIによる解析結果の例

判定精度はクラス別で概ね90-95%を上回り、F1 Score = 0.93をマークし、良好な結果が得られた。

期待される効果
既設のフィルム状シート検査装置と本実証における「解決策」の組み合わせにより人による目視工数を低減。

2. ロール状粘着テープの外観検査について

課題
・製品の検査工程における不良個所の特定に多くの検査工数を割いている。
・すでに外観検査工程において自動化を進めているが技術的に不足するところがあり理想的な状態に至れていない。

現況
既設のロール状粘着テープ外観検査装置と人の目視による不良排除。

実証に用いたデータの例

解決策
LA-Eyeで構築した画像解析AIによる物体検出ならびに不良要因の特定

解析結果の例

mAP=0.6前後となり良好な結果が得られたが、一部見落としもあるため今後学習データを拡充し対応。

 本実証では、中興化成工業が保有するデータを用いてLAplustが開発するLA-Eyeにより2種類の画像解析AIを作成し、良好な結果が得られました。これまでも外観検査の自動化はすでに取り組みとして進められていましたが、「うまく検出できないパターンがある」、「精度が出ない」という課題が残っていました。この課題に対して技術実証においてLA-Eyeを用いた目的に特化したAIを構築し、解決に向けて進めていく。

*1
株式会社LAplust(ラプラス)
https://laplust.com/
 LAplustは製造業/農業分野に対して生産現場を根底から支えるAIを開発します。
画像解析AI構築ソフトウェアLA-Eye(エルエーアイ, 2023年9月リリース)は利用者の目的に合わせた画像解析AIを構築できます。お客様の課題に合わせた操作画面のカスタマイズやお客様ブランドでの提供が可能です。画像解析AIの構築・現場導入において必要な業務の手間を大きく引き下げ、検証から運用までのトータルコストと時間を最小化します。
 LAplustのミッションは「真の知能を実装し、社会活動を根底から支える」ことです。10年以上の動画像に特化したAIの開発経験とノウハウ、最新の画像AI関連の研究論文から学び得た本質的かつ実用的なAIアルゴリズムの目利きと利活用、複数のAIを組み合わせ維持/運用/更新をシームレスに実現する内製技術基盤(CTI:Core Tech Interface)を活用することで開発コスト・期間を最小化しお客様に最善の価値を「継続的に」提供します。

*2
中興化成工業株式会社
https://www.chukoh.co.jp/
 中興化成工業は1963年の創業以来、ふっ素樹脂製品をはじめとする高機能樹脂製品の生産において長年の実績と高い技術力を誇り、国内のみならずアジアやヨーロッパなど世界へ多彩なソリューションを手がけています。

*3
LA-Eye
https://laplust.com/LA-Eye
 LA-Eye(エルエー-アイ)とは、課題に合わせてカスタマイズ/ODM提供を行う目的特化の画像解析AI構築ツールです。AIの構築・現場導入におけるアノテーションの手間を大きく引き下げ、検証から運用までのトータルコストと時間を最小化します。

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